ふれる

じこまんめも。人生を豊かに!

いまさらもののけ姫

先日金ロでもののけ姫を観ました。

いつもアシタカのかっこよさとヤックルのためだけに観ているようなもので、今回もそうだったのだけれど観終わった後にいろいろ考察やらwikiやらなんやらを読んで話の感じ方というか見方が変わったのでメモ。

 

サンに渡したおまもりについて

今まで(というか今回もだけど)冒頭から観た記憶が全然なくていつもタタラ場にいるあたり、またはサンがタタラ場に襲撃してくるところからしか観ないので知らなかったのですが、アシタカがサンに渡した黒曜石?のペンダントみたいなものってアシタカが許嫁からもらったものだったというのを初めて知りました。

何度も何度も観てるのに知らなかった…(興味がないとも言える)

正直、ええ…とも思ったし、アシタカ自体が非の打ち所がない完璧で優秀でいいやつすぎるから、そういうところをちょっと入れとくか!みたいなものなのかなぁと思いつつもモヤモヤしてました。男ってそういうものだよ、と言われればそうなのかなぁとも思うけれど、そういうリアリティはジブリはなくていいよぉ…とも思う。

そんな風に地味にモヤモヤを抱えながら2日目を迎えたのですが、とある考察を見つけました。

 カヤはお守りを渡して「兄さまをずっと思っている」ことで、共同体から外れて死人同然のアシタカを人間に留めようとした。

また、アシタカも共同体から外れて死人同然のサンを人間に留めようとして、お守りを渡した。

こ、これやーー!!この解釈した人本当にすごい。なるほどなーと10000000回くらい思いました。それくらい自分にはドンピシャ。

まあ、よく考えてみればもう戻れない里に置いてきた女の子、もちろん大切ではあるとおもうけど、それは「大切な存在」であって、彼の中ではもう過去だと割り切っているのかもしれないし、サンもまた大切な存在であって、それは比べることは出来ないけれど、もしかしたら同じベクトルであるかもしれない。そうなったら、「お守り」としてこれを渡すことに変なところは感じられないかなと。

うわべのところだけみては本当のことはわからないってことですよね。いうてここまでも全部個人それぞれの受け取り方であってどれが正解とか本当はどうなのかっていうのはわからないんですけど。

じゃあ同じベクトルならいいのかよ!1人に絞れや!みたいなことはあるかもしれないけど、そこはお前達は俺の翼だ!でいいんじゃないですかね。彼なら許される気がするよ。

 

小さい頃からジブリはちょっと苦手で、あまり観てない私ですがまた作品の中でのヒーローで一番好きなのがアシタカなので嫌いになっちゃわなくてよかった(笑)

 

また、この解釈を見つけるまでに他の生々しい男女の話の専門家の考察みたいなのもみつけたけど、ジブリはそういうのなくていいかな(そういうのは富野アニメでオネシャス)って感じだったので知り得た情報は消去することにします。

 

エボシ様について

いままでこの人って悪役だと思ってたんですけど、そういうわけでもなかったんだな。タタラ場の人のために神殺しをしようとしたのね。(いままで何を観てたんだというのはなしで)このあたりがギルガメシュ叙事詩がモチーフになってると聞いてよくよく観てみるとこの人はこの人でタタラ場の人たちのために神殺しをしてた。

うーん見る目が変わってきてしまう。観てる方からするとアンチヒーローみたいな感じなんだろうか。

 

タタラ場について

タタラ場は未亡人がほぼ身を寄せ合ってるのかなぁと思っていたのですが包帯全身に巻いてる病気の人もいて。たしかその人達はエボシ様が人として扱ってくれた、みたいなことを言っていた気がしました。つまりその人達も共同体から外れてきっと村を追われてしまったんだと思うので、お守りのところで言った通り共同体からはずれる=死人同然の存在、なのだろう。

そこにアシタカがやってくるわけですが、またアシタカも共同体から外れた死人同然の存在なわけで。そう考えるとあそこは共同体から外れた人たちが行き着く場所、誰でも受け入れてくれるユートピア、そういう扱いなのかなあとふわっと思いました。

 

以上!相変わらずシシ神さまの顔が怖くてそこだけはあまり観られない人の感想でした。

金カム8巻読みました

ゴールデンカムイ2期始まって月曜日が楽しみになってきた今日この頃。

 

えどがいくんがツボすぎて、

ヤンジャンアプリで読んだら前に読んだよりグロさがまろやかになってたのでとりあえず8巻と最新刊を購入!

 

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えどがいくんのカードもついてきた!(やったー!)

って感じで自分でもびっくりの道をたどっているので、 とりあえず8巻の感想を〜!

 

えどがいくんのことは置いておいて。

谷垣の過去話、アニメだとはしょられてたから読めて本当に良かったなと。谷垣の土台になっているところだから…。

アシリパさんを探しにいくってしたのも、フチたちにお世話になった恩返しのためだけと思っていたけど、それだけのためではなくて、妹の最後の言葉にも関わってるのだな〜と思うと、めちゃめちゃしんどい…

アニメで見たい気がすごくしたなあ〜

映えない気もするけど。

アニメでは谷垣はそこまで掘り下げず、あくまでもサブキャラってことなのかな。

鶴見中尉の「まず私のためにクルミ入りのカネ餅を作ってくれないか?」って言葉が、うますぎてうますぎてとても印象的だったなー。

谷垣が親友にあげて、尊敬の意を持った杉元にあげたのを知って、そういうふうにいうんだもんね。さすがすぎる。

 

杉元に実は会ってたエピソードもすきだった。

そして世間は狭い。

 

えどがいくんは最後までめちゃくちゃすきだったなー。どストレートすぎて!

すぐ死んじゃうけど最期もとてもすきで…

いやほんとはもうちょっと生きててわちゃわちゃしてて欲しかった気はするけれど、生きてたとしてもどこかで中尉に始末されたような気もするからあの終わり方でよかったのだよなー。と思う。

何より最期にバッグを月島に渡す時のコマ、えどがいくんのあの力強さが本当に光る。素晴らしいと思う。

 

個人的解釈になりますが、えどがいくんってすきな人に対して自己犠牲を惜しまないというか尽くすタイプというか自分よりすきな人を優先する人なのかなーと思ってて。

鶴見中尉のことはもちろんなんだけど、母親のことも憎んでいたし怖いとか恐怖とかそういうのがあったにせよ歪んだ愛情を受け取るくらいには一応情があったし、好きという気持ちが抜けきってなかったから剥製にしてまで置いてたのかなあと。脳内で会話してないと精神が不安定になるってことはなんてーか…つまりお母さんもえどがいくんの一部になってたのかなーと思うわけです。まとまらない。

心の拠り所が欲しかっただけかもしれないけども…。

まぁそんなかんじで、そういう人だからこそ助からない自分を助けてもらうよりも、偽刺青人皮をすぐ月島軍曹に託したのかなーって

ヨシヨシぺろぺろしてもらう!と言いつつ、実際に渡した時に幻滅されたくなかったのかなあ、 とかも思ってきた可能性の話として。

あくまでも職人だしそこまでは思わないか…。

 

とにもかくにもどストレート直球で生きてた人だなーと思う。狂人ではあるけれど過去が過去だからっていうところで憎めないいいキャラにしてるところが原作者のすごさだな〜〜と思う。

 

炭鉱の話すると、トロッコ乗って一回転して真顔になる杉元と白石がめちゃくちゃすきだし、白石だけでも息を吸わそうとする杉元の図がめっちゃすきだった。

いつからそんな仲良く、、(フィルターがかかる)

ロッコ手で押そうとしてる尾形も好き。笑

 

何より何より、えどがいくんと月島軍曹と前山さんのトリオがめちゃくちゃ癒されたな〜〜

前山さんの「そんなことしてないで仕事しなよえどがいくん」ってくだりが好きすぎる。笑

もっとこの3人共同生活見てたかったなぁ…。

 

あとは、月島の「(えどがい)いま出してやるぞ!」がすごくすごくすごくすきで、月島さん早く逃げてくださいってするえどがいくんが大好きです。月江だね……

 

ほんと8巻大好きだなー!と思った次第です。

アニメも楽しみ!

風が強く吹いている

風が強く吹いている 1話観ました!

原作とか何も知識なく、きゃらびぃみて気になる!観てみよう〜くらいのノリでみたんだけど、すでに1話を3周くらいしてしまっている……。

 

寄せ集めの10人で箱根駅伝に出て頂点を目指そう、なんてわくわくするしかないじゃん…!

カケルくんの過去だとか、ハイジの過去だとか、これからみんなどんなふうにハイジに説得されて駅伝目指そうってなるのか、わくわくしかない…!

1クールで終わるのかなぁと思ったらどうやら2クールあるようなので安心。ゆっくりじっくりやってくれそう。

 

来週からの展開が楽しみなので感想残そうかと思います。楽しみ楽しみ!

下天の華 信行エンドをやって思ったこと

昨年、下天の華のVita版を買いました。

 

 そのときに感想をぽちぽち書いてたものが出てきたので、せっかくだから載せることにしました。

なぜか信行の感想しか残ってないんだけど、きっとおそらくすごく印象的だっだんだと思う…。兄弟大好きなので。

ちなみに単体だと蘭丸が好きです。蘭ほたちゃん幸せになってね…

 

以下ネタバレ!

 

いやまじ信長様なんなん………………ていうか織田兄弟なんなの????殺しにかかってる????いやもうほんとにこれは愛情からの憎しみからのお前を殺さないと自分が救われないってなんなの?????兄こじらせすぎだろ?????いやもうほんと最高ですありがとうございます。

そして信行こそが下天のツンデレポジションだった(師匠まだやってません) こういうのよくあるベタな感じではあるけど、ほぼ最後の最後までツンだったのとても好きです。

あと謀反の理由のこと。
他のルートでだとそのあたり全く触れないし、他の4人のときの信行を見てきたからこそ真相を知るとやべーーーってなるねこれ。
他のルートでも信長様は信行は殺さないって言ってた気がするけどどんな処遇を受けたのか心配になっちゃう。下れと命じたのは、きっと信行の心の内を聞けたからだと思うし。まあたぶん殺さないとは思うけど。信行本人がどうするかはわからないけど。うん。

風に関して。なんかいきなりメタっぽいこと言い出すな???って最初は思っちゃいました。ごめんなさい。信行にとって自分を苦しめる象徴だった風が、もともとは兄上との思い出であり、また自分を救ってくれた兄上でもあり、そのきっかけをくれたほたるになった。この過程がとてつもなく好きです。。。
てか叔父貴が1番の原因じゃん()

ほたるは信行を救い上げてくれたけど、実際に救ったのは信長様だと思ってます。嵐の風からほたるの甘い風に変えてくれたのも信長様だと思ってます。。。(夢見がち)
結局コンプレックス持ってる弟キャラってお兄ちゃんに認められてそれを受け入れられたときに劣等感から抜け出せるのよね。だってお兄ちゃんのこと大好きなんだもん。うん。

師匠が信行は優しいから時代に飲み込まれた弱いものって言ってたから、家康のときにも思ったんだけど、優しい=弱いって本当に紙一重だから難しい。
まあ、信行はもともと優しい弱い人ではなくて色々積み重なった上で弱っていっちゃったんだろうな〜〜と思った。自分では何も出来ないっていう信行に、これだけの反乱を起こせるだけの力があるだろうって信長様が言ってたけど、家康殿やってるときみたいな気持ちになった。ついてきてくれる家臣はいるんだよなあ、っていう。
あと、あの時代設定だし、弱くちゃだめだよ強くなろ!!!!一緒に強くなろ!!!!みたいな展開ではなく、甘ったれは甘ったれだからこそ出来ることがあるし寄り添えますっていう感じの展開なのが、おなじ「弱い、弱さ」を取り扱ってる家康殿とは違うアプローチですごくよかった。甘ったれっていう表現もよかった。甘ったれは弱さじゃないんだ。

ED前、あれこれは泰衡さんみたいな感じになるのか???って思ってドキドキしたら生きてた。よかった。笑
生きてなきゃ信長様がわざわざ織田信行を殺した意味がないよな……笑
EDもここでも兄弟兄弟兄弟兄弟兄弟兄弟兄弟弟はどれだけ兄がすきなの………………って感じだった。ほたるがいるから、というのもあるとは思うけど、信長様にいつか会いたいと思ってるんだなあってわかったら涙が止まらなかった。

ほたるや自分の追い風で背中を押してもらって、いつかまた兄上に会って欲しいな〜〜って思いました。

まじ奪い愛とかしてる場合じゃないわ。信長様の天下の世で再会した時の兄弟デュエットください。

いまの気持ちで200曲祭日曜昼の部をもう一度見たい。そしてOPで兄弟並んでるところ見て泣き芸かます

罪の華EDみるのが怖いぜ どきどき。

とりあえず本編師匠以外のノーマルEDはみたけどイベント数まだ100近く取りこぼしてる。回収がんばろ〜〜

 

AS 八木沢 珠玉ED 感想(再掲)

2016年に書いたもの。その3。

個人的にユキの印象が変わった、そんなはなしでした。

 

  

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 ▽▽ 以下ネタバレです ▽▽

 

八木沢先輩珠玉から行きました〜〜!!!!!
一言で言うと、弱っている八木沢先輩をかなでが癒し、八木沢先輩の思う強い自分を取り戻せたって感じかな〜と思ったよ。

今回は落ち込み中が長かった印象。
でもやっぱりそれだけの出来事だからしょうがない。
私は、勝手にユキは自分の選択が正しかったと思うゆえに昔みんなでやってて楽しかったなあとか、過去を振り返る人ではないと、思っていたから(字面にするとすごい酷いやつなんだけど)、ユキもブラバン部に分裂する前の吹奏楽部を思い出して感傷に浸ったりするんだなって意外だった。あの頃とても楽しかったなって。でも、
「自分だけは、そういうふうに思っちゃいけない」って言った時、確かに自分の選択を間違ったとは思っていないけれど、でも、こうなってしまったことに責任は感じているんだなってそこで初めて感じて。

だからこそ登山してもそのことで気分が晴れない、と言っていたのがちょっぴり切なかった。1年前はもやもや、とも思っていなかったのだろうか。楽譜を見て思い出すまでそういうふうに思わなかったのかな、むしろ楽譜を見ないとそう思えないのかな?とも思ったけれど、後の流れを見たら、ユキはそういうふうに思ってしまう自分を押し殺してたのかもしれないなとも。
自分がした選択の結果だし、間違ったとも思っていない。弱音を吐いている場合じゃない、吹奏楽部の存続のため……ってがむしゃらに走っていたような気もする。大半が妄想ですが。

ライミングで事故って動けなくて、かなでが助けに行くイベントの長嶺がめちゃ好きです。
あの場面で長嶺にユキのことを話したかなではすごいなあ。それだけ余裕がなかったとも取れるけれど。でも長嶺の言葉でかなでは山に向かえたわけだし、たまには良いことするな長嶺。そのあとに言ってた八木沢とかなでは似た者同士(要約)みたいなのも好きだった。(これ妄想じゃないよね?自分の妄想と公式の狭間がよくわからなくなるときがある。笑)

そんでかなでに心のうちを打ち明けて、こんな弱音ばかりごめんなさいって言うところ。人間味があってすごく好きだった。そのあとのかなでの選択肢を「弱くたっていいんだ」ってしたときのユキ……… いままで1人で頑張ってきて愚痴だって弱音だって吐けない、そんなふうにして頑張ってきたからこそ、このかなでの言葉はユキの中で大きかったんだろうなあと思う。
その後から落ち込み中になって、あんまりふたりでいるのやめましょうみたいなメールが来たような気がするんだけど、他人の前では自分の思う、強い自分でいなきゃダメだって思ったらなのかなと思ったり。ましてや後輩で女子なんて1番見せたくないだろうな〜って、いくら弱音吐いていいよって言われたとしても、そこがユキのプライドでありエゴなんだろうな。てか、ユキって結局のところエゴの塊だよなあ…。

少し戻るけど下校イベントもなかなか刺さるものが来た。あれだけみると、微笑ましいなー。仲良しだなー。楽しそうだなー。って印象だけど、そのあとの愚痴ではないんですけど〜って木星の話とか昔の吹奏楽部の話を聞いてしまうとなかなか…。ああやってみんなでわいわいして楽しかったなって気持ちから余計センチメンタルになってしまったように感じました。うむむ。

そのあとは、かなでの優しさとかまあもろもろに触れて自分で自己解決していったなって印象です、あんまり覚えてないんだ……。
つまるところ、彼にとって過去を思い返すということは弱い自分になってしまう、ってことなんだろうな。
ということは、強い自分であるためにも、過去のことは昇華しないとってことなのだろうか…… うーん長嶺かわいそう(笑)

8/25の夜のイベント、めっちゃ好きなくだりがあって(新たみたいに待ち合わせをしたわけじゃないのに偶然庭で会っちゃったっていうシチュも好きなんだけど)、ユキがファイナルに向けて色々ちょっと弱気発言をして弱音をまた吐いてしまった、的なことを言ったあとに、肯定的な返しをしたとき(「嬉しい」ではなかったと思うんだけど…)の返しでから最後のところ。

そうですよね。あなたはこんなぼくの一面もとっくに知っていたのですよね。
あなたがいれば僕も強い自分を取り戻せる。
僕たちのこの夏を永遠にするために。

ここのセリフが本当にグッときてしまって思わずメモに残してしまった(笑)とっくに知っていたのですよね。って言い方も好きだし、ユキがかなでには弱い部分も見せてもいいんだって言ってるように思えて。でも、それを言ったことによって強い自分も取り戻せるわけであって。1人じゃ無理かもしれないけどかなでがいれば……そんなふうに思ってしまいました。
そんでこの夏を永遠にするために、っていうのがまた……吹奏楽部を存続させる=永遠ともとれるし、かなでとの恋=永遠とも取れて目頭が熱くなった(´;ω;`)
ていうか至誠館がファイナルの舞台で演奏できる現実に目頭があつくなった(今更)


ファイナルのモノローグ、かなでの音について、あたたかい優しい包まれるようだ、って言っていてユキにとってのかなでってそういう存在なんだなあってひしひし伝わってきた。
EDは、コンクールが終わってから言おうと思ってましたずっと好きでしたって感じで、ちゃんと一区切りつけてから告白するっていうのがよかったなあ。
かなでの選択肢で「ずっと待ってた」にしたときの、「そうでしたか……。お待たせしてすみません」っていうやりとりがめっちゃ好き!
ノローグもほのぼの、さわやかでした。

個人的には色々発見のお話でした。
東金からお前にとっての音楽とはなんだ?ってきかれてから、かなでがみんなに聞きに回るところで、ユキは「仲間と共有する夢かな」って言うんだけど、それをお前がいうか!(笑)と思うと同時に、ファイナルの舞台袖で言っていた、このメンバーで仲間でできる音楽をしよう!っていうくだりも思い出して、なんか、のたうちまわってしまった。この、言葉にならない感じ。難しいっすね。

 

ただ、八木沢雪広っていう子はたぶん、私が考えているよりシンプルな子なんだろうなって思いました。

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AS 新 逆注目ED 感想(再掲)

同じく、2016年に書いたもの。

すごくときめいた話だったなと思い出しました。

  

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▽▽ 以下ネタバレです ▽▽

 
先に逆注目からやってみました!
う〜〜ん、面白かったし楽しかったし、とてもかわいかった………。

なんだか、こう、ムードメーカーなだけじゃないというか、いままでだっていろんな場面で空気読んでフォローのできる子だとは思っていたけど、しっかりしたすごくいい子なんだなあと思いながらやってました。
あと、彼の態度には彼なりの処世術があったのがびっくりだった。もやもやした気持ちとか悔しいとか、ムカついた気持ちとか、そういうのが嫌だから逆に楽しくしよう、明るくしようってしていたっていうの。
なんかそれ聞いたら3軸で地方大会のあとのことを思うとほんとやるせない気持ちになる。

ざっくりと、清麗が得意なピュアで真っ直ぐなかなでに惹かれて、感化されて、新が変わっていく。っていうような感じなんだけど、もうね〜ピュアなかなでちゃんにハマってく過程が可愛くて。本気と書いてマジになっていく後輩ちゃん可愛い。そして、かなでの真っ直ぐなところをかっこいいって憧れるところも可愛い。可愛いだけじゃない、小日向かなでっていう人間に惹かれたんだなあっていうのが伝わってきてすごく良かった。
よく考えてみれば、冒頭でかなでだって新の音に影響を受けてるんだよなあ。なんて素敵なんだろうか……(´;ω;`)

いつかブラバン部と吹奏楽部をまたひとつにしたい、というのも新だから出来ることだなって思いました。
確かに、新やブラバン部の1年生にとっては先輩たちが起こした色々なのであって当事者じゃないんだよね。だからこそ言えることだし、思えること。でもそれって、かなでがひたすらまでに真っ直ぐに吹奏楽部のことを思って行動していたから、新は感化されたわけで、かなでがいなかったら思わなかったかもしれないことなんだ……。書いてて思ったけどなんてこの2人の関係は素敵なんだろうか。改めて良さを実感した。

最後の方のイベント、遊園地のくだりの破壊さたるや………好きなところは?全部です♡のくだりも可愛かったし、詳しく教えてって言われた時にピュアなところっていうのを1番にもってくるところもたまらなかった。ほんと、かなでのピュアなところすきなんだなって(笑)
かなでが新のすきなところを言ってくれと求められた時の、選択肢で「すきなところを言う」にしたときの反応も可愛かった。何を言うわけでもなく、ただ、「先輩…」って言いながら赤面してるところがほんとに好きなんだなあって、ハッピーが伝わってきて良かった。
でこちゅーしたとき、「俺が何企んでるかくらい予想つくじゃないですか」といいつつ何も疑わず信じちゃうかなでが可愛いんだなあ好きなんだなあって伝わってきて、なんだろ〜〜ほんとみてるこっちがハッピーでした。ありがとうございます。

8/25の夜のイベント、庭で逢い引きしちゃうところも可愛い。寮の中だと何処にいても誰かしらいるから〜っていうのがわいわいしてるリンデンホールを思わせていてホッとしたなあ。庭にいても誰かしら見てそうだけど(笑)

そしてファイナル。
かなでがMF使ったときのモノローグ、俺の大好きな先輩の音だ、っていう言葉がグッときた。
大会曲には「歌うように」をセットしてたんだけど、アンサンブル練習のときに、「また歌うように弾いてる。俺が好きって言ったから?」って言ってくれてたからそれと重なってめっちゃ好きだったな〜……。

ファイナル後、優勝してホールの外に出たら他の生徒たちが応援に来ててありがとうって言うくだりの部分、長嶺のときと違って(もしやランダム?)新も涙ぐんでたのが衝撃でした。なんか、勝手にだけど新は絶対に泣かないなっていうのがあって。でも、あれだけ辛い環境で吹奏楽部に味方する生徒も少なくって、それでも頑張って頑張ってみんなで勝ち取った優勝の場に、みんながおめでとう!って来てくれたら、そりゃ泣くわな……。

んで、告白〜ED。
告白、なんかグッときました。本気で書いてマジ!(笑)
正直EDのほうが印象強くてあんまり覚えてないんだけども……。告白するのにめっちゃ緊張した〜っていうのは可愛かった。あと、先輩も同じ気持ちってことですよね?それなら好きって言ってくれませんか?っていうのも。
あ、そうそう、あとあれだー。「俺は欲張りだから、優勝だけじゃ物足りないんですよね〜」ってやつだ。すごい好きだった。どちらかを選ぶなんて欲張りな俺だから無理さ!(違う)

EDは、なんかなんかなんか、なんか、うまく言葉にできずもともとない語彙力がもっとなくなるんだけど好きだった!
初めからなにも疑わなくて、全部信じて、真っ直ぐで、純粋無垢な先輩に惹かれたんですよ。
みたいなくだりがめっちゃ好きだった。別に嘘をついてるわけではないし、悪いことをしているわけではないんだけど、新の「もやもやしたり嫌な気持ちが面倒だから、わざと明るい態度をとる(嘘をつく)」っていう今までの生き方と逆というか。まさに逆注目っていうか。ほんとライターさん素晴らしい。それで、それに感化されてまた新も変わっていくってところが……(何度でもいう)
そんなふうにかなでに惹かれたからこそ、新の「好き」「愛してる」はグッときたなあ……。普段ならたかだか10代でなに言ってるんだって心の片隅で思ってしまうんですけれど(笑) 今回は全く思わなかった。逆にすごく好きでした。

新は3の話もわりと好きで、あの話はひと夏の恋で終わりにできなかったっていうのとED後の遠距離恋愛っていうところが良さだと思っているので、同じ学校に先輩後輩同士でいたらどうなるんだろう?と楽しみだったから、すごく楽しめました!
今度は週末だけじゃなく、いつでもかなでと居られるね。よかったよかった(^^)

あなたと居ればどこだって天国!

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AS 長嶺 珠玉ED 感想(再掲)

2016年に書いたもの。コルステ至誠館を見るために急いでやりました。笑

なんとなく、続きに置いておきます!

アナスカVita移植おめでとう!!!!!

コルステ観に行く前にとりあえずやらなければ!と思って、2年間放置していた至誠館を1周終わらせました……。
やれば出来る自分。というわけで感想を。まだコルステを見ていないうちに書きました。(途中からは観劇後に書いてます)

 

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▽▽ 以下ネタバレです ▽▽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうネタバレ見てたし話の展開はわかってたんだけど、それでもファイナルのイベントは泣いた……。

恋愛面、人間面、どちらにおいても長嶺は自分を特別だと思ってくれる誰かが欲しかったのかなぁと思った。だから、かなでが自分の中で大きくなるに従って、かなでも自分のことを特別だと思ってると知った時に「好き」に変わったのかなぁと。
長嶺がかなでのことを、誰にでも愛想を振りまいて人たらしで……って言うたびに八木沢と重ねてるなぁって思った。

話が進むにつれて、長嶺は長嶺なりにいまの吹奏楽部を(潰すと言っているとはいえ)見続けていたし、なんとなくかなでが居なくても解決できることなのでは?と思ったけど、ファイナルのハルの「彼女が木星という曲でふたつの部活を繋ぎ止めていたんだ」ってのを聞いた時に、かなでが木星を選んだから、選んだからこそ、伊織のことがなかったにしろ、長嶺はきっと大会には観に来ていたし、至誠館の優勝を見届けてくれてはいたんだろうなと思った。ひねくれ者で、律儀な彼だからこそ、どんなに口では潰すだとかもう関係ないと吐いていたってあのメンバーの吹奏楽部のラストステージは見届けてくれてたと思う。

その曲は木星?のイベントから、なんでそんな曲持ってくるんだ喧嘩売ってるのか?って言うくせに、毎回木星で練習付き合ってくれるし、曲の解説もしてくれるところに、やつの面倒見の良さがにじみ出てて笑った。いまいち敵役になりきれてないところが良かったなあ。

八木沢先輩との関係だけど、この人は本当にどこまでもユキのことが好きなんだなあ〜って(笑)
ユキのことも好きだし、至誠館吹奏楽部が大好きなんだなって。
そうでなきゃユキのあんな今更な虫のいいお願いなんて聞かないよね…… どちらかというと八木沢党の私でさえそう思ってしまった。あのときは簡単に切り捨てたくせに(長嶺側から見て)。だからこそ、「(代奏は)君じゃなきゃダメなんだ」って言われた後の「その言葉、1年前に聞きたかったよ」って一言がすごく重かった。でもそれを言ったことで、彼の中で少しは過去が軽くなったんだろうなって思う。そうでなきゃ、高らかな音で演奏なんて出来ないよね。
長嶺の性格からして、あの時のメンバーでなきゃ意味がないんだって言いそうな気もするけど、全国優勝がかかってるわけだし代奏しなければ不戦勝で至誠館の名前がそれに残ってしまうわけだから、仕方ないかとも思ったり。

長嶺がブラバン部を作ったのも、吹奏楽部を大切に思ってるからっていうのが理由なら、もうふたつの部活の垣根なんてほぼなくなってるんじゃないかなって思った。
さすがにすぐは無理だとしても、江波あたりが折れれば来年にでも……うーん、でも新が焦っちゃダメですよって言ってたからやっぱり新の代あたりでかな。またきっとお互いの部活がひとつになって、演奏できる日が来るんじゃないかなあと思いました。

あとは、なんだかんだでみんな、あんだけの仕打ちをされても長嶺のことをいいやつだって思ってるあたりに、たとえ何があったって過去にあった、例えば伊織だったら長嶺に演奏を見てもらっていたことだとか、狩野先輩だったら練習していた姿や彼の演奏のことだとか、そういうことのほうが印象に残ってるんだろうなあ。
伊織に長嶺が、「(今まで練習してきたのに)悪いな、伊織。」みたいなことを言うんだけど、伊織は長嶺先輩との合奏(長嶺先輩とのホルン?だったかな」聴きたかったっていうのがほんとーに好きで。この夏ここまで頑張ってきてファイナルの出場権を勝ち取ったのは伊織なのに、絶対絶対あの場所で演奏したかったはずなのに、そんなふうに返せるのは本当に長嶺の音が好きだからなんだろうなあって(;_;)
狩野先輩も、1年前より上達してるんだから長嶺と同じステージに立って演奏してみたいって言ってたけど、それも、きっと自分は初心者で頑張ってて、でもレギュラーメンバーにはなれなくて、その立場から見ていたレギュラーメンバーが憧れだったんだろうな、だからこそそんな言葉が出てくるんだろうなって。でもやっぱり長嶺は上手いよ、って言えるところも狩野先輩らしい。
新だって結局のところ、長嶺の本質を見抜いていたし。
なんだ、長嶺だって愛されてるじゃんね(笑)

まあ、そんな感じで色々と思いました。
思ったよりもめんどくさくて拗らせてたけど、まあそれもしょうがない、八木沢雪広という存在がいる限り仕方のないことなんだよね(笑)
恋愛面においては、うーーーん、余裕のない年上って印象でした。お母さん同士公認の仲になるだろうし。良かったね!!

やっぱり感想の大半は八木沢先輩との関係になってしまうのでした。コルステの長嶺のほうが個人的には色々と思ったことがあったので、そのうち書きたい(ほぼTwitterに吐いたけど)

いつか、今度は部活とか至誠館とか、音楽の高みとか、そんなことは関係なく、かなでと木星を合わせたときみたいな、この人と音を重ねてとても楽しいって音楽を、八木沢先輩ともう一度重ねられるといいね。


▽▽ 追記 ▽▽
8/25の夜に長嶺を選ばなかった場合のファイナルの流れを見たんだけど、選ばないと他のブラバン部は応援に来てくれるのに長嶺は来てくれないんだね……。
最初にみたときはちょっと悲しかったけど、改めて考えてみるとたまらん。

かなでとの木星がなければ、来ないんだよね。彼は。
だって、それがなければ長嶺はブレないんだから。

「行かない」という選択肢が長嶺の信念の表れなんだと思った。あと、ブラバン部(しかも江波)は自分たちの意思で吹奏楽部のファイナルを見届けに来たわけじゃん。きっと長嶺にも行ってたと思う。でも、一緒に行かないで一人仙台に残ってる。
そして、ブラスバンド部員にはそれぞれの意思を優先させてるわけで。
もともと仲良しごっこしてたわけじゃないし、長嶺が全て!って感じで回ってたわけではないんだけど、そうなんだけど、勝手な印象としてそうやって部員の意思を尊重してるところとか、やっぱりみんなから慕われるところのひとつなんだろうなって思う。
(まあ、ブラバン部を立ちあげたときにだって吹奏楽部とどちらを選ぶかは、それぞれにゆだねてるんだと思うんだけど……)
ブラバン部(特に江波)が自主的に応援に来てくれたって言うのが個人的にはすごく衝撃的だったのです。
朝、寮の前でエールを送られるときも、江波は火積のこの夏の頑張りを知ってくれてた。大好きな八木沢先輩と、大好きな長嶺先輩と八木沢先輩の合奏が聞けなくなった原因の一部を作ったのは火積なのに。憎くて仕方ない相手なのに、その相手の頑張りを見ていてくれたんだなって。火積のことを見ていたかは分からないけど、音からもそれはわかること。学校や公園から聞こえてくる火積の音でそう思ったのかもしれない。音楽って、音楽をやっている者同士っていうのは本当に素敵(ここまでだいたい妄想です)
阿藤も目時も、ファイナルの演奏が終わった時、賞賛の言葉を送っていたし、やっぱりこの二人もどこかではユキと演奏したかったのかなってちょっと思った。去年のレギュラーメンバー。阿藤のセリフが胸打ちました。ユキの実力を認めているんだよね。

からの、祝賀会一連の中での長嶺の言葉。
「認めざるを得ないな、お前たちの信念の強さを。」という言葉。
長嶺はもうとっくに、吹奏楽部を認めていたのかも、なんて。
長嶺が吹奏楽部を潰そうと色々していたのも、いやがらせをしていたのも、それを乗り越えてもなお絶対に折れず、自分の信念を貫いて奇跡をやってのける吹奏楽部(八木沢)が見たかったからなのかなと。
あの時の選択を間違ってなかった、と心のどこかでは八木沢に言ってほしくなかったのかなって。八木沢自身があの選択を間違ってしまったと、後悔してしまったら、それこそふざけるなって感じだし、八木沢の選択もそうだけど、長嶺自身の気持ちや選択も間違ってなかったと思いたいがための一連のことだったのかなあ……。とか。本当のところはだれもわからないけれど、妄想が尽きません。

長嶺は、きっとこの先ユキを許すことはないと思うし、ていうかもはや許す許さないの問題ではないと思うんだけど、少しでもユキのことを親友としてみていた頃の気持ちでまた接することが出来る日が来るならいいなって思います。
火原先輩の言葉ではないけれど、仲間同士衝突してもまた手を取り合えるように……。
もちろん、ブラバン部と吹奏楽部も!
なんていうか、言いたいことは珠玉EDの感想と同じように、音楽の高みだとか至誠館だとか、そういうしがらみは全部とっぱらって、ただシンプルに、この人と音を重ねてとても楽しいって音楽を、大好きな八木沢先輩ともう一度重ねられるといいな。

おわり。